「インストール - GitLab」の版間の差分
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== 依存関係のライブラリとソフトウェアのインストールと設定 == | == 依存関係のライブラリとソフトウェアのインストールと設定 == | ||
GitLabのインストールに必要な依存関係のライブラリやソフトウェアをインストールする。<br> | GitLabのインストールに必要な依存関係のライブラリやソフトウェアをインストールする。<br> | ||
# | # RHEL | ||
sudo | sudo dnf install curl policycoreutils-python openssh-server | ||
# SUSE | # SUSE | ||
sudo zypper install curl openssh | sudo zypper install curl openssh perl | ||
# Raspberry Pi | # Raspberry Pi | ||
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Postfixのインストール中に、設定画面が表示される場合がある。この時、[インターネットサイト]を選択して、[メール名]にサーバの外部DNSを使用する。<br> | Postfixのインストール中に、設定画面が表示される場合がある。この時、[インターネットサイト]を選択して、[メール名]にサーバの外部DNSを使用する。<br> | ||
もし、追加の画面が表示されたら、[Enter]キーを押下してデフォルトを受け入れる。<br> | もし、追加の画面が表示されたら、[Enter]キーを押下してデフォルトを受け入れる。<br> | ||
# | # RHEL | ||
sudo | sudo dnf install postfix | ||
# SUSE | # SUSE | ||
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== GiLabのインストール == | == GiLabのインストール == | ||
GitLabのリポジトリを追加する。<br> | GitLabのリポジトリを追加する。<br> | ||
# | # RHEL | ||
curl https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab- | curl -s https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.rpm.sh | sudo bash | ||
# SUSE | # SUSE | ||
curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab- | curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.rpm.sh | sudo bash | ||
# Raspberry Pi | # Raspberry Pi | ||
sudo curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/raspberry-pi2/script.deb.sh | sudo bash | sudo curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/raspberry-pi2/script.deb.sh | sudo bash | ||
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次に、GitLabをインストールする。<br> | 次に、GitLabをインストールする。 (GitLab Enterprise Editionをインストールする場合は、<u>gitlab-ce</u>ではなく<u>gitlab-ee</u>をインストールすること)<br> | ||
https://gitlab.example. | <nowiki>https://gitlab.example.com</nowiki>を、GitLabのインスタンスにアクセスするURLに変更する。<br> | ||
インストール後は、自動的にそのURLでGitLabが設定、構成および起動される。<br> | |||
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httpsプロトコルを使用する場合、GitLabは自動的に[https://docs.gitlab.com/omnibus/settings/ssl/ Let's Encryptで証明書を要求する]。<br> | |||
Let's Encryptは、インバウンドのHTTPアクセスと有効なホスト名を必要とする。<br> | |||
例えば、LAN内でのみ使用する場合は、内部向けのHTTPとホスト名が必要である。<br> | |||
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また、[https://docs.gitlab.com/omnibus/settings/nginx.html#manually-configuring-https 独自の証明書を使用する]ことも、httpプロトコルを使用することもできる。<br> | また、[https://docs.gitlab.com/omnibus/settings/nginx.html#manually-configuring-https 独自の証明書を使用する]ことも、httpプロトコルを使用することもできる。<br> | ||
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sudo EXTERNAL_URL=" | 初期管理者ユーザ (rootユーザ) にカスタムパスワードを指定する場合は、[https://docs.gitlab.com/omnibus/installation/index.html GitLabの公式Webサイトにあるドキュメント]を参照すること。<br> | ||
パスワードを指定しない場合は、ランダムなパスワードが自動生成される。<br> | |||
# RHEL | |||
sudo EXTERNAL_URL="http://gitlab.example.com" dnf install gitlab-ce | |||
# SUSE | # SUSE | ||
sudo EXTERNAL_URL=" | sudo EXTERNAL_URL="http://gitlab.example.com" zypper install gitlab-ce | ||
# Raspberry Pi | # Raspberry Pi | ||
sudo EXTERNAL_URL=" | sudo EXTERNAL_URL="http://gitlab.example.com" apt-get install gitlab-ce | ||
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なお、 GitLabの構成ファイルは、/etc/gitlab/gitlab.rbファイルである。<br> | |||
この構成ファイルに対して変更を加えた場合、以下のようにGitLabの再構成スクリプトを実行する。<br> | |||
sudo gitlab-ctl reconfigure | |||
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初期管理者ユーザ (rootユーザ) のパスワードを設定するには、以下に示す2つのオプションがある。<br> | |||
* 環境変数<code>GITLAB_ROOT_PASSWORD</code>をインストールコマンドに渡す。<br><u>ただし、サーバのホスト名が正しく設定されている場合のみ。</u> | |||
*: <code>GITLAB_ROOT_PASSWORD="<strongpassword>"</code> | |||
*: <br> | |||
* 最初の再設定の前に、/etc/gitlab/gitlab.rbファイルを編集または作成する。 | |||
*: <code>gitlab_rails['initial_root_password'] = '<my_strong_password>'</code> | |||
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上記の方法はいずれも、最初のリコンフィギュレーション中に実行される最初のデータベースシーディング中にのみ適用される。<br> | |||
それ以降のリコンフィギュレーションの実行では、どちらの方法も効果がないため、<br> | |||
その場合は、/etc/gitlab/initial_root_passwordファイルにあるランダムなパスワードを使用してログインする、または、rootパスワードをリセットする必要がある。<br> | |||
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== GitLabのログイン == | == GitLabのログイン == | ||
最初にGitLabにアクセスすると、管理者用パスワードの設定画面が表示されるので設定する。<br> | |||
初期設定の管理者用アカウントのユーザ名と上記で設定した管理者用パスワードを入力する。(初期設定の管理者用アカウントのユーザ名は<code>root</code>である)<br> | |||
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インストールと構成の詳細な手順については、[https://docs.gitlab.com/omnibus/README.html#installation-and-configuration-using-omnibus-package こちらのドキュメント]を参照すること。<br> | インストールと構成の詳細な手順については、[https://docs.gitlab.com/omnibus/README.html#installation-and-configuration-using-omnibus-package こちらのドキュメント]を参照すること。<br> | ||
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== GitLabの設定 == | |||
初期設定では、GitLabは誰でも新規ユーザの作成を許可している。<br> | |||
ユーザ登録は、SysAdminによって手動で作成されるか、LDAP等の外部認証システムからユーザ情報を取得する方がよい。<br> | |||
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安全なアクセス管理を行う場合は、以下の設定に従って、この設定を無効にする。<br> | |||
# GitLabのメインページにアクセスして、rootユーザとしてログインする。 | |||
# スパナアイコンを押下して、管理画面にアクセスする。 | |||
# 管理画面左のナビゲーションペインの下部にある[Settings]を選択する。 | |||
# [サインアップ制限]セクションを展開して、ユーザが新しいアカウントを作成する方法を構成する。 | |||
# GitLabのメインページでのユーザ登録を無効にするには、[Sign-up enabled]チェックボックスをオフにする。 | |||
# [Save Changes]ボタンを押下して、設定を保存する。 | |||
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2023年12月9日 (土) 09:23時点における最新版
概要
GitLabとは、ソフトウェア開発支援環境のことで、GitHubのようなサービスを社内等のクローズド環境に独自で構築できるGitリポジトリ管理システムである。
同様な機能を提供する製品として、次のようなものが存在する。
- GitBucket
- Gitblit
- Gogs
もし、RaspberryPiにGitLabをインストールする場合、RaspberryPi 4 4GBを使用することを推奨する。
依存関係のライブラリとソフトウェアのインストールと設定
GitLabのインストールに必要な依存関係のライブラリやソフトウェアをインストールする。
# RHEL sudo dnf install curl policycoreutils-python openssh-server # SUSE sudo zypper install curl openssh perl # Raspberry Pi sudo apt-get install curl openssh-server ca-certificates apt-transport-https curl https://packages.gitlab.com/gpg.key | sudo apt-key add -
SSHサービスを自動起動に設定する。
また、ファイアウォールの設定において、HTTP、HTTPS、SSHのポートを開放する。
sudo systemctl enable sshd sudo systemctl start sshd sudo firewall-cmd --permanent --add-service=http sudo firewall-cmd --permanent --add-service=https sudo systemctl reload firewalld
次に、Postfixをインストールする。
Postfixのインストール中に、設定画面が表示される場合がある。この時、[インターネットサイト]を選択して、[メール名]にサーバの外部DNSを使用する。
もし、追加の画面が表示されたら、[Enter]キーを押下してデフォルトを受け入れる。
# RHEL sudo dnf install postfix # SUSE sudo zypper install postfix # Raspberry Pi sudo apt-get install postfix
Postfixサービスを自動起動に設定する。
sudo systemctl enable postfix sudo systemctl start postfix
別のソフトウェアおよびサービスを使用してメールを送信する場合は、この手順をスキップして、GitLabのインストール後に外部SMTPサーバを構成すること。
GiLabのインストール
GitLabのリポジトリを追加する。
# RHEL curl -s https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.rpm.sh | sudo bash # SUSE curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.rpm.sh | sudo bash # Raspberry Pi sudo curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/raspberry-pi2/script.deb.sh | sudo bash
次に、GitLabをインストールする。 (GitLab Enterprise Editionをインストールする場合は、gitlab-ceではなくgitlab-eeをインストールすること)
https://gitlab.example.comを、GitLabのインスタンスにアクセスするURLに変更する。
インストール後は、自動的にそのURLでGitLabが設定、構成および起動される。
httpsプロトコルを使用する場合、GitLabは自動的にLet's Encryptで証明書を要求する。
Let's Encryptは、インバウンドのHTTPアクセスと有効なホスト名を必要とする。
例えば、LAN内でのみ使用する場合は、内部向けのHTTPとホスト名が必要である。
また、独自の証明書を使用することも、httpプロトコルを使用することもできる。
初期管理者ユーザ (rootユーザ) にカスタムパスワードを指定する場合は、GitLabの公式Webサイトにあるドキュメントを参照すること。
パスワードを指定しない場合は、ランダムなパスワードが自動生成される。
# RHEL sudo EXTERNAL_URL="http://gitlab.example.com" dnf install gitlab-ce # SUSE sudo EXTERNAL_URL="http://gitlab.example.com" zypper install gitlab-ce # Raspberry Pi sudo EXTERNAL_URL="http://gitlab.example.com" apt-get install gitlab-ce
なお、 GitLabの構成ファイルは、/etc/gitlab/gitlab.rbファイルである。
この構成ファイルに対して変更を加えた場合、以下のようにGitLabの再構成スクリプトを実行する。
sudo gitlab-ctl reconfigure
初期管理者ユーザ (rootユーザ) のパスワードを設定するには、以下に示す2つのオプションがある。
- 環境変数
GITLAB_ROOT_PASSWORD
をインストールコマンドに渡す。
ただし、サーバのホスト名が正しく設定されている場合のみ。GITLAB_ROOT_PASSWORD="<strongpassword>"
- 最初の再設定の前に、/etc/gitlab/gitlab.rbファイルを編集または作成する。
gitlab_rails['initial_root_password'] = '<my_strong_password>'
上記の方法はいずれも、最初のリコンフィギュレーション中に実行される最初のデータベースシーディング中にのみ適用される。
それ以降のリコンフィギュレーションの実行では、どちらの方法も効果がないため、
その場合は、/etc/gitlab/initial_root_passwordファイルにあるランダムなパスワードを使用してログインする、または、rootパスワードをリセットする必要がある。
GitLabのログイン
最初にGitLabにアクセスすると、管理者用パスワードの設定画面が表示されるので設定する。
初期設定の管理者用アカウントのユーザ名と上記で設定した管理者用パスワードを入力する。(初期設定の管理者用アカウントのユーザ名はroot
である)
インストールと構成の詳細な手順については、こちらのドキュメントを参照すること。
GitLabの設定
初期設定では、GitLabは誰でも新規ユーザの作成を許可している。
ユーザ登録は、SysAdminによって手動で作成されるか、LDAP等の外部認証システムからユーザ情報を取得する方がよい。
安全なアクセス管理を行う場合は、以下の設定に従って、この設定を無効にする。
- GitLabのメインページにアクセスして、rootユーザとしてログインする。
- スパナアイコンを押下して、管理画面にアクセスする。
- 管理画面左のナビゲーションペインの下部にある[Settings]を選択する。
- [サインアップ制限]セクションを展開して、ユーザが新しいアカウントを作成する方法を構成する。
- GitLabのメインページでのユーザ登録を無効にするには、[Sign-up enabled]チェックボックスをオフにする。
- [Save Changes]ボタンを押下して、設定を保存する。
GitLabの購読
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※注意
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サインアップ制限とサインイン設定
GitLabのサインアップ制限とサインイン設定を構成する。
GitLabのインスタンスを保護するため、推奨プラクティスを検討する。