概要
ライブラリのインストール
RHEL / SUSEをActive Directoryに接続するためには、SSSDとRealmdが必要である。
SSSDは、中央のIDおよび認証ソースと相互作用する。
Realmdは、利用可能なドメインを検出して、SSSDがドメインに接続するように基盤となるシステムサービスを設定する。
oddjob、oddjob-mkhomedir、adcliもインストールする。
これらは、Realmdを使用するシステムの管理に必要となる。
# RHEL sudo dnf install sssd sssd-tools sssd-ad realmd \ oddjob oddjob-mkhomedir adcli # realmdを使用するシステムの管理に必要 # SUSE sudo zypper install sssd sssd-tools sssd-ad realmd \ oddjob oddjob-mkhomedir adcli # realmdを使用するシステムの管理に必要
Active Directoryドメインへの参加
DNSの設定
まず、クライアントPCのDNSサーバの参照先をドメインコントローラに設定する。
sudo vi /etc/resolv.conf
# /etc/resolv.confファイル nameserver <ドメインコントローラのIPアドレス>
設定を反映する。
sudo netconfig update -f
ネットワークの確認
Active Directoryドメインに参加する前に、クライアントPCのNICを確認する。
sudo nmcli device show <ネットワークインターフェイス名> 例: sudo nmcli device show eth0
Active Directoryドメインの確認
参加対象のActive Directoryドメインの情報を検出できるかどうかを確認する。
sudo realm discover <Active DirectoryサーバのDNSドメイン名>
Active Directoryドメインへの参加
Active Directoryドメインへ参加する。
パスワードの確認が要求されるため、Active Directoryドメインの管理者アカウントのパスワードを入力する。
sudo realm join <Active DirectoryサーバのDNSドメイン名>
Active Directoryドメインアカウント情報の確認
クライアントPCからActive Directoryドメインアカウントの識別情報を取得する。
id <管理者ID>@<Active DirectoryサーバのDNSドメイン名>
クライアントPCの確認
ドメインコントローラからクライアントPCを確認する。
- まず、ドメインコントローラにログインする。
- [Active Directory ユーザーとコンピューター]から[Computers]を選択する。
- Active Directoryドメインに登録したクライアントPCが表示されているかどうかを確認する。
ログインの確認
まず、クライアントPCからActive Directoryドメインのアカウントを使用してログインする。
RHEL / SUSEのDM画面において、Active Directoryドメインのアカウント名とパスワードを入力する。
- ユーザ名
- <Active Directoryドメインのアカウント名>@<Active DirectoryサーバのDNSドメイン名>
- パスワード
- Active Directoryドメインのアカウント名のパスワード
次に、ドメインコントローラからPowershell等を使用して、クライアントPCに接続する。