インストール - PuTTY

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概要

PuTTYは、Windowsでよく使用されるSSHクライアントであるが、Linuxにもインストールできる。
ここでは、LinuxでPuTTYを起動して実行する方法について記載する。


PuTTYのインストール

RHEL

PuTTYをインストールするため、以下のコマンドを実行する。

sudo dnf install putty


SUSE

PuTTYをインストールするため、以下のコマンドを実行する。

sudo zypper install putty


ソースコードからインストール

PuTTYのソースコードを入手するには、こちらのWebサイトにアクセスする。


PuTTYの使用方法

PuTTYを使用してSSHサーバに接続するには、以下の手順に従う。

  1. PuTTYを起動する。
  2. メイン画面左の[Session]から[Host Name(or IP Address)]項目に、SSHサーバのIPアドレスまたはホスト名を入力する。
    [Port]項目に、SSHサーバのポート番号を入力する。
  3. もし、公開鍵方式を使用してSSHサーバに接続する場合、
    メイン画面左の[Connection] - [SSH] - [Auth]の[Brouse]ボタンを押下して、秘密鍵を選択する。
  4. メイン画面下の[Open]ボタンを押下すると、PuTTYを介してSSH経由でSSHサーバへSSH接続が開始される。
  5. PuTTYのターミナルウィンドウが表示されるので、SSHサーバのパスワードを入力する。
  6. SSHのセッションを終了するには、PuTTYのターミナルウィンドウを閉じる。または、PuTTYのターミナルウインドウでexitコマンドを実行して、SSHセッションからログアウトする。



推奨設定

SSH接続したままPuTTYを操作しない場合、SSHサーバから接続が自動で切断される。
メイン画面左の[Connection]の[Seconds between keepalives]項目に30と入力して、30秒ごとにNULLパケットをSSHサーバに送信する設定にすると、自動切断されなくなる。


暗号鍵の変換

別のソフトウェア(OpenSSH等)で秘密鍵を作成している場合、そのままではPuTTYで使用できない可能性がある。

そこで、以下のコマンドを実行して、PuTTY形式の秘密鍵として変換することにより、使用できるようになる。
また、以下のコマンドを実行すると、秘密鍵のパスフレーズが訊ねられるのでパスフレーズを入力する。

puttygen <秘密鍵ファイル名> -O private -o <PuTTY形式の秘密鍵ファイル名>


上記のコマンドにおいて、-Oおよび-oオプションの意味は、以下の通りである。

  • -Oオプション
    privateは、PuTTY形式を指定する。
  • -oオプション
    出力するファイル名を指定する。