インストール - Snap
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概要
Snapパッケージ管理システム(以下、Snapという)はディストリビューションに依存せず、汎用的に利用できるパッケージ管理システムである。
ディストリビューションに関係なく、Linuxにおいてユニバーサルに利用できるパッケージとして、対応するアプリケーションが増えている。
Snapを利用するには、snapdと呼ばれる管理環境をインストールする必要がある。
snapdのインストールは、Linuxディストリビューションごとに異なっており、
インストール後はsnapコマンドを使ってSnapパッケージのインストールやアップデートを実施できる仕組みになっている。
Snapのインストール
RHEL
まず、snappyリポジトリを追加する。
# RHEL 8 sudo dnf install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-8.noarch.rpm # RHEL 9 sudo dnf install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-9.noarch.rpm
リポジトリを更新する。
sudo dnf upgrade
オプショナルリポジトリとエクストラリポジトリの追加も推奨される。
sudo subscription-manager repos --enable "rhel-*-optional-rpms" --enable "rhel-*-extras-rpms" sudo dnf update
Snapdをインストールする。
sudo dnf install snapd
Snapdをインストールした後、Snap通信ソケットを管理するSystemdサービスを有効にする必要がある。
sudo systemctl enable --now snapd.socket
以前のSnapサポートを有効にする場合は、/var/lib/snapd/snapと/snapの間にシンボリックリンクを作成する。
sudo ln -s /var/lib/snapd/snap /snap
再ログイン、または、PCを再起動する。
SUSE
まず、snappyリポジトリを追加する。
openSUSE Tumbleweedを使用している場合は、"openSUSE_Leap_$releasever"をopenSUSE_Tumbleweedに変更する。
sudo zypper addrepo --refresh 'https://download.opensuse.org/repositories/system:/snappy/openSUSE_Leap_$releasever' snappy
snappyリポジトリのGPGキーをインポートする。
sudo zypper --gpg-auto-import-keys refresh
パッケージキャッシュをアップグレードする。
sudo zypper dup --snappy
Snapをインストールする。
sudo zypper install snapd
OSを再起動する。
sudo systemctl reboot
Snapの有効化
snapdサービスとsnapd.apparmorサービスの両方を有効にする。
sudo systemctl enable snapd sudo systemctl start snapd