サーバ - DHCP

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概要

ここでは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを構築して、
LAN内のクライアント端末にIPアドレスの自動割当を行うことができるようにする。


dhcpのインストール

DHCPをインストールする。

# RHEL
sudo dnf install dhcp

# SUSE
sudo zypper install dhcp-server



dhcpの設定

SUSEを使用している場合、ターミナルから、DHCPサービスを利用するインターフェースを指定する。

DHCPD_INTERFACE="eth0"


DHCPの設定ファイルを以下の内容で新規作成または編集する。
なお、各項目の設定値は各自の環境に合わせること。

# RHEL
sudo vi /etc/dhcp/dhcpd.conf

# SUSE
sudo mv /etc/dhcpd.conf /etc/dhcpd.conf.org
sudo vi /etc/dhcpd.conf


# ドメイン名の指定
option domain-name     "suse15.com";

# ネームサーバのホスト名またはIPアドレスの指定
option domain-name-servers     192.168.1.5 または www.centos.com または www.suse15.com;

# デフォルト貸出期間
default-lease-time 600;

# 最大貸出期間
max-lease-time 7200;

# 正当なDHCP サーバであることの宣言
authoritative;

# ネットワークアドレスとサブネットマスク指定
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0
{
   # 貸し出すIPアドレスの範囲指定 
   range dynamic-bootp 192.168.1.10 192.168.1.20;

   # ブロードキャストアドレス指定
   option broadcast-address 192.168.1.255;

   # ゲートウェイアドレス指定
   option routers 192.168.1.1;
}



DHCPサービスの自動自動

Linuxの起動時に、dhcpdが自動で起動するように設定する。

sudo systemctl start dhcpd
sudo systemctl enable dhcpd



ファイアーウォールのポート開放

Firewalldを有効にしている場合は、DHCPサービスの許可が必要である。
なお、DHCPサーバは、UDPでポート番号67を使用する。

sudo firewall-cmd --add-service=dhcp --permanent
sudo firewall-cmd --reload