Linuxコマンド - mkisofs

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概要

mkisofskoコマンドは、ディスク上のファイルからISO 9660イメージを作成するユーティリティである。

mkisofsコマンドは、ISO 9660ファイルシステムを生成するプリマスタリングプログラムであり、与えられたディレクトリツリーのスナップショットを取得して、ブロックデバイスに書き込んだ時、
ISO 9660ファイルシステムに対応するバイナリイメージを生成する。

El-Toritoを使用してブータブル向けのCD、DVD、Blu-RayのISOファイルシステムも作成できるが、ISOファイルシステムは、ハードディスクやUSBメモリから起動することもできる。


ファイル / ディレクトリのISOファイルの作成

mkisofs <ISO化するディレクトリ / ファイル> -o <出力先のISOファイル名>.iso



ブート可能なWindows向けISOファイルの作成

# BIOS / UEFIブートの両方に対応
mkisofs -iso-level 4 -udf -R -D -U -b boot/etfsboot.com -no-emul-boot \
-boot-load-size 8 -boot-load-seg 1984 -eltorito-alt-boot \
-b efi/microsoft/boot/efisys.bin -no-emul-boot \
-o <出力するisoファイル名> <ターゲットディレクトリのパス>

# BIOSブートのみ対応
mkisofs -iso-level 4 -udf -R -D -U -b boot/etfsboot.com -no-emul-boot \
-boot-load-size 8 -boot-load-seg 1984 \
-o <出力するisoファイル名> <ターゲットディレクトリのパス>


  • -bオプション
    ブートイメージファイルを指定する。
    Windows上で作成する場合も、パスの区切り文字は、\ではなく/を使用すること。
  • -oオプション
    出力するisoファイルのパスを指定する。
  • -no-emul-bootオプション
    非エミュレーションイメージを指定する。
  • -boot-load-sizeオプション
    ブートイメージのサイズを指定する。
    ファイルサイズをセクタサイズ512で除算した値(セクタを占める数)を指定する。
    作成するイメージファイルの拡張子により決まる。
  • -boot-load-segオプション
    ブートイメージのロードセグメントアドレスを指定する。
    作成するイメージファイルの拡張子により決まる。
  • -eltorito-alt-bootオプション
    2番目以降のブートイメージを指定する。


-bオプションの値であるboot/etfsboot.comは、BIOSブート用のブートイメージ、
-bオプションの値であるefi/microsoft/boot/efisys.binは、UEFIブートイメージである。
例えば、Windowsのインストールディスクでは、上記の2つとも含まれている。